建設課題関連分科会

建設課題関連分科会の設立趣旨

建設課題関連分科会ではILC施設建設上の重要課題に関する調査・検討を行うことで、候補地におけるILC施設の建設計画の具体化に貢献することを目指す。

・ILCで確実性の高い建設を実現するには、事業特性を踏まえた具体的な建設課題の解決方策が重要で、ILC準備期間(約4年)におけるアクセストンネルの迅速な地質調査法、ならびに、建設中の工程確保・コストオーバーラン対策、機器設置との輻輳解決の具体的な方策を明らかにする。


2024年度の成果目標

当分科会では、以下の課題に取り組む。

①建設準備期間の迅速な調査技術の提案 (最新調査WG)

・未だアクセストンネル着工前の調査計画は具体化していない。迅速な調査実施が必要で、これに適用できる最新調査技術を提案する。

②トンネル工事の懸念事項に関する事例調査 (トンネル技術WG)

・アクセストンネル工事での不測事態(特に、断層破砕帯・軟弱層・帯水層との遭遇)への対応策、加速器トンネル断層破砕帯・帯水層との遭遇、低土被り河川横断部の施工方法を調査する。また、加速器トンネルの全体工期を短縮する方策に関する事例調査を行う。

③加速器搬入設置の最適化と遮蔽壁の合理的施工法の提案 (坑内設備WG)

・施設建設工事と機器設置の輻輳を避けるため、加速器マグネットや配管を取り付ける方法、ならびに遮蔽シールドの高速化施工とコストダウンの提案を行う。 


活動体制


  リーダー 佐貫智行、担当幹事 福田和寛、関根一郎、                            

  メンバー 小久保 孝、坂口 秀一、須田 政成、山本 一郎、福田 和人、市川 晃央、上原 康裕、

       今井 雄輝、依田 直樹、滝沢 信一、岩本 容昭、名合 牧人


活動実績

           2024年8月27日 第2回分科会

        議事:①リーダー挨拶  

       ②加速器搬入設置の最適化と遮蔽壁の合理的施工法の提案のうち

         課題1)加速器マグネットや配管を取り付ける方法の討議(坑内WGメンバー)

       ③質疑と今後の活動について 

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         2024年8月1日 第1回分科会

    議事:①リーダー挨拶とメンバー自己紹介

       ②検討課題と検討内容に関する過去情報

       ③全体質疑と今後の活動について